浅草に隠れた名所!?【今戸神社】って?
東京を代表する人気の観光スポット『浅草』。
神社仏閣で『浅草』といえば、『浅草寺』が有名ですが、実は浅草エリアには他にもたくさんの、神社やお寺があるのを知っていましたか?!
浅草のある台東区には、東京23区の中でも神社仏閣が多いらしいんです。
その理由に、かつて江戸時代のこの地域では、江戸城の守りを固めるために、各地域にある寺社を集めたためと言われています。
そんな浅草エリアは、言わばパワースポットが数多くあるエリアだと言えますよね。
その中でも、おすすめしたいのが【今戸神社】です!!
1063年に建立された歴史のある神社なんです。
ご祭神として、応神天皇・伊奘諾尊・伊奘冉尊・福禄寿が祀られています。
縁結びのご利益で人気のパワースポットとして、最近注目されているんですが、その他にもたくさんの魅力が詰まっている【今戸神社】。
浅草エリアの喧騒から少し離れて、ちょっと散策ついでに、由緒ある隠れたパワースポット【今戸神社】を巡って、不思議なエネルギーをもらい、ココロの充電をしてみてはいかがでしょうか。
【今戸神社】猫いっぱいの幸運スポット!!"恋”も”福”も招いちゃおう?!
【縁結び】良縁・恋愛成就で人気の地!!
【今戸神社】は、恋愛成就・縁結びのご利益などで、人気のパワースポットとして知られています。
ご祭神として祀られている伊奘諾尊(イザナギノミコト)と伊奘冉尊(イザナミノミコト)は、日本で最初に夫婦になって、『結婚の神』とされているそうです。
それなので、夫婦円満しいては、縁結び・恋愛成就などにご利益があるという訳なんです!!
あと浅草七福神のひとつ、『福禄寿』も祀られているので、『福』(幸福)と『禄』(お金)と『寿』(長生き)の3つの『福の神』が、見守って下さっているのもありがたい事ですよね。
もうひとつ合わせて注目して欲しい点が、【今戸神社】の住所なんです。
それがなんと『今戸1-5-22』で、『いいご夫婦』と語呂合わせが、素晴らしく縁起いい住所なんです。
日本で最初の夫婦が祀られている神社が、いい夫婦の住所にあるなんて,思わず顔がほころんでしまいますよね!!
また、写真に見られるように、【今戸神社】の絵馬は、他の神社では余り見ることがない、珍しい『円形』のデザインをしています。
これまた、『縁』と『円』の語呂合わせ(笑)。
今も昔も江戸の人は、語呂合わせや駄洒落が好きなんでしょうね!!
【招き猫】発祥の地!!
もともと古くから【今戸神社】のあるこの地域では、『今戸焼』という焼き物を生産されていたそうです。
そして江戸時代のこと、浅草に住んでいたあるお婆さんが、貧しさのため、とても可愛がっていた愛猫を泣く泣く手放すことになってしまいました。
ある時、いなくなってしまった愛猫のことが忘れられずにいたお婆さんの元に、夢枕でその猫が現れました。
するとその猫が、『自分の姿を人形にしたら福を授かりますよ』と言ったそうです。
お告げに従ってお婆さんは、その猫の姿をした人形をお隣りの地域の焼き物『今戸焼』で、【招き猫】をお作りになり、『浅草神社』の鳥居横で売ったところ、たちまち大評判の【招き猫】になったといわれています。(諸説あるそうです)
ここ【今戸神社】は、【招き猫】発祥の地だけあって、境内のいたるところで、大小さまざまな【招き猫】の置物を見かける事ができます。
奉納された沢山の【招き猫】の中には、お庭の植え込みや社務所に小さいサイズ、本殿には特大サイズで参拝客を迎え入れてくれます。
また、願い事を託す縁起の良いまん丸デザインの絵馬の絵柄には、シンボルの2匹の夫婦猫『ナギちゃん』と『ナミちゃん』というキャラクターで登場しています。
その他おみくじや御朱印帳、御守りなどのグッズ類にもたくさんデザインされているので、いっぱいの【招き猫】に囲まれて、幸せな気持ちに包まれること間違いなしです!!
”待ち受け”にしたい2つの【招き猫】!?『石なで猫』と『白猫ナミちゃん』!!
①石なで猫
それから、数ある【今戸神社】の【招き猫】の中でも、特に最近注目されている、スマホの”待ち受け”画面にしたい2つの【招き猫】を紹介します。
まずその1は、本殿横にある2体の『石なで猫』!!
メディアでも取り上げられて、スマホの待ち受け画面にしていると、良運に恵まれ願い事が叶うとまで!?
多くの参拝客がご利益をお願いしに来ているんでしょうね。
『石なで猫』の頭を良く見てみると、長年大勢の参拝者になでられ続けているのか、光沢よくつるつるしているのが良く分かります!!
②白猫ナミちゃん
それからその2は、『生きる招き猫』こと『白猫のナミちゃん』です!!
都市伝説?!と化している様ですが、聞くところによると、ここ【今戸神社】に神出鬼没で現れる『白猫のナミちゃん』は、”待ち受け”すると”恋”や”仕事”の良縁に恵まれるそうです。
なかなかお目にかかれない『白猫のナミちゃん』に出会えたら、ラッキー!!
そ〜と警戒されないように、カメラのシャッターを切りましょうね。
いろんな表情の『生きる招き猫』の『白猫のナミちゃん』を画面に収めて、福を招き入れちゃいましょう!!
【恋つづ】【夏目友人帳】【沖田総司】人気ドラマやアニメ、新選組隊士を感じられる?!盛り沢山のゆかりの地!!
【恋はつづくよどこまでも】のロケ地
2020年1月から放送され大人気だった、TBSドラマの【恋はつづくよどこまでも】。
人気俳優の佐藤健さんと上白石萌音さんが出演した、新米ナースとドS医師の恋模様を描いた病院ラブコメドラマで、ご存知の方も多いんじゃないでしょうか。
その人気ドラマ【恋つづ】のロケ地として、たびたび使われていたのが、【今戸神社】なんです。
主人公の佐倉七瀬(上白石萌音)が、修学旅行で東京に来た際、願掛けをしたのが【今戸神社】。
七瀬が、恋のお守りとして【招き猫】を買って大事にしていましたよね。
【恋つづ】公式ツイッターにも、佐藤健さんと上白石萌音さんが、2人仲良くお参りしている様子が動画で紹介されています。
また、【今戸神社】周辺にも、2人が初めて出会った場所や、印象深いシーンとして記憶に残る隅田公園のベンチ。
酔っぱらった七瀬がおんぶされた吾妻橋など、ちょっと足を伸ばせば【恋つづ】のゆかりの地を訪れて、2人の温もりを感じられるかも知れませんね(笑)!!
【夏目友人帳】のキャラ”ニャンコ先生招き猫”奉納の地
漫画連載やアニメシリーズで長くファンに愛され続けている【夏目友人帳】。
主人公の相棒として登場する猫の妖(あやかし)である”ニャンコ先生”が、【招き猫】になって奉納されています。
【招き猫】の聖地として認知されているこの【今戸神社】に、2度に渡ってヒット祈願の記念イベントで、キャスト・スタッフが訪れたそうです。
ご祈祷の恩恵もあってか、息の長い人気で、アニメシリーズが続いたり、映画化もされたりと【今戸神社】パワーが、存分に発揮されているんでしょうね!!
参拝した際には、本殿脇にある社務所に鎮座している、2匹の”ニャンコ先生”招き猫を拝んでみるのもいいかも知れませんよ。
夏目友人帳グッズ
【沖田総司】剣豪新選組一番隊長、終焉の地
言わずと知れた人気の幕末の志士、”新選組・一番隊長”の【沖田総司】が晩年を過ごしたとされているのが、ここ【今戸神社】だそうです。
神社の境内にも、それを記した石碑が建立されています。
もともと幕末当時、この【今戸神社】の境内に仮住まいしていたのが、江戸幕府の軍医だった”松本良順”でした。
結核を患っていた【沖田総司】を含む”新選組”隊士たちは、京都の戊辰戦争(鳥羽・伏見の戦い)の敗北によって、朝敵と見なされて幕府軍と共に、江戸に逃れてきました。
その時【沖田総司】は、以前から親交のあった軍医”松本良順”の元に、身を寄せて看病してもらっていたようです。
のちに、同じく”新選組・二番隊長”永倉新八が、「沖田は松本宅で死亡」と書き残している事から、そのことが分かります。(所説あるそうですが)
今でも映画・ドラマ・書籍・アニメ・漫画などあらゆるメディアで、”薄命の美形強豪剣士”として描かれ、多くの方々に愛され続けている【沖田総司】。
ここ浅草エリアの片隅【今戸神社】で、幕末・江戸の風を熱く感じてみてはいかがでしょうか?!
まとめ
【今戸神社】いかがだったでしょうか?!
いっぱいの『招き猫』が出迎えてくれる、縁結び・夫婦円満・恋愛成就、様々なメディアのゆかりの地など、色々な切り口から楽しめる【今戸神社】。
浅草駅からでも徒歩15分から20分くらいの距離なので、隅田川沿いをのんびり散策しながら向かうのもいいですよね。
浅草エリアの隠れた名所なので、中心地の喧騒を忘れたい時にも、落ち着いた散策スポットのひとつとして、考えてみてはいかがでしょうか?!
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